「災害のとき、うちの家族にはどれくらい水が必要なんだろう?
そんな疑問を持ったことはありませんか?
政府は「最低3日分の備蓄」を推奨していますが、実際にはライフラインの復旧が1週間以上かかることもあります。特に家族が多い家庭では、備蓄が足りなくなりがち。
この記事では、7人家族で5日間を安心して過ごすための水の量と、現実的な備え方をわかりやすく解説します。
さらに、4〜5人家族のご家庭でも参考になる比較も紹介しますので、ぜひ最後まで読んで備蓄計画に役立ててください。
7人家族にはどれくらいの水が必要?
災害時の水は「飲むだけ」ではありません。調理や手洗い、トイレなど、日常生活はすべて水に依存しています。飲料用・調理用以外にも生活用水として一人当たり10L /日が必要と言われています。
まず初めの一歩として、飲料水、調理用水に焦点を当てて考えたいと思います。
飲料・調理用水
- 目安:1人1日3L(農林水産省推奨)
- 7人 × 5日分 = 105L
- 2Lペットボトルに換算すると 約53本(6本入で約9ケース)
なぜ「5日分」が目安なの?
- 最低3日分では足りない:過去の大規模災害では復旧に1週間以上かかった地域が多数
- 7日分が理想:東京都などは「最低1週間分」を推奨
- 5日分は現実的なステップ:いきなり7日分を備えるのは大変 → まず5日分を揃えることで安心につながる
4〜5人家族ならどうなる?
「うちは4人だから、そんなにいらないのでは?」と思うかもしれません。
実は7人家族基準で備えると、4〜5人家族には“余裕のある1週間分”になります。
家族人数 | 飲料水備蓄 必要量(5日分) | 7人家族分を備えた場合 |
---|---|---|
4人家族 | 60L(30本) | 約7日以上まかなえる |
5人家族 | 75L(38本) | ほぼ7日分カバー可能 |
7人家族 | 105L(53本) | ちょうど5日分 |
👉 つまり、7人家族基準で備えておけば、4〜5人家族世帯でも「安心の1週間備蓄」が手に入ります。
実際の備え方の工夫
- ペットボトルを「買ったら飲む→使った分を買い足す」ローリングストック
- ウォーターサーバーを導入すれば、普段使いしながら自然に備蓄
我が家の備蓄方法
わが家(7人家族)では、2Lペットボトル×6本入りを8ケース=合計96Lを常備しています。(5日分としては少し足りないですね・・・)
保管場所は2階の「蔵スペース」。普段はペットボトルの水を常飲していないため、期限が近づいた箱から開封し、空いたスペースに新しいものを補充するという方法で管理しています。

ケースは重く、移動も大変。そこで、百円均一で購入したミニキャスターを活用し、ケースを簡単に引き出せるようにしています。
「左から古い順にずらしていく」方式にしているので、ローリングストックもスムーズです。

飲料水備蓄に関しては、全て妻が管理してくれています。感謝!!
まとめ
- 災害時の水は「飲料用」と「生活用」で分けて考える
- 7人家族で5日分=飲料水105Lが目安
- 4〜5人家族なら、同じ量で安心の1週間分を自然に確保できる
- わが家では「蔵スペース+ローリングストック+キャスター活用」で実践中
- 👉 「まずは5日分」をそろえて、家族の安心を作りましょう。
コメント